一人暮らしと大家さん〜賃貸物語〜

できれば実際に物件を借りる前に仲介業者を通して知っておきたいものだ

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相性のいい大家さん

大家さんがどんな人なのか、できれば実際に物件を借りる前に仲介業者を通して知っておきたいものだ。
もし大家さんが神経質な人であったら、賃貸生活を送っている間中、こちらも神経を使うことになるだろう。退去時に思わぬクレームをつけられないよう、壁の傷や床のシミなど、必要以上に気を配らなければならない。普段からキレイ好きで貴重面な性格ならば問題ないだろうが、ずぼらな人間にはかなりの苦痛だ。
ただ、そんな大家さんの情報を事前に得ているか、否かでこちらの心構えも違ってくる、というものだ。場合によっては、最初から借りるのをあきらめる、という選択もできるからだ。
裏を返せば、大家さんとの相性がよければ、賃貸生活もより楽しめるということ。
私の兄が大学生時代、やはり1人暮らしをしていたのだが、そのときのアパートの大家さんが学生好きの、人の良いおじいさんだった。契約前、母は大家さんと直接話す機会があり、最終的にその大家さんの人柄でそこに決めた要因となったと聞いた。
大家さんは実際、兄のことを大変可愛がってくれたようで、よくリンゴや缶詰などもくれたという。そして、当初知り合いが周りにいない心細い環境の中で、声をよく掛けてくれたことが兄にとってはとてもありがたかったとのことだ。兄は大家さんのことを家族のように慕っていたそうだ。
もちろん、大家さんだって人の子。借り手といい人間関係を保ちたいというのが本音だろう。対して、こちらだって、お世話になる人に対して礼儀を尽くすのが筋、というものだ。大家さんと兄は、良好な人間関係を保った一例であると言える。
中には「金を払っているから、部屋を自由に使っていい権利がある。」と主張する人が、借り手側にいるが、それ以前に人と人との間の契約、であるということを忘れてはいまいか?
そう考えても、やはり相手側を理解するためにも事前情報は必要だし、できれば自分と相性のいい大家さんであって欲しいと願わざるを得ないのである。

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